パチボヤ!現役P店社員のボヤキブログ

業界裏話を始めいろいろ書いていくよ!

結婚式のヤベー話

 

どうも。管理人のパチボヤです。

 

コロナ、収まる気配がありませんね。

 

僕の働くパチンコ店も、おととしの平常稼動に比べて約7割~8割くらいまでお客様が減ってしまいました。

 

業界全体で見ればまだマシなほうみたいですけどね。

 

なかなか気の抜けない日々を過ごしています。

 

 

 

さて、今回は結婚式に関するお話。

 

ブライダル業界もコロナ禍で相当厳しい経営を強いられているようですが、まぁ経営云々は置いといて・・・

 

僕が数年前に結婚式を挙げたときに垣間見た、ブライダル業界の闇を綴っていきたいと思います。

 

ブライダル業界を叩くつもりは毛頭ございません。ただ、理不尽を経験したのも事実なので、今後結婚式を考えている読者様の参考になればと思います。

 

では早速いきましょう。

 

 

 

目次

 

 



 

 

①僕が結婚式を挙げた理由

 

元々、僕たち夫婦は結婚式を挙げない予定でした。

理由は結婚式に全く魅力を感じていなかったから。

 

僕自身、かなりの天邪鬼というかひねくれ者なので、正直結婚式は罰ゲームとしか思っていませんでした(笑)

 

「なんで大金かけて晒し者にならんといかんのじゃい!」

 

まぁこんな考え方です。

 

ただそこの感覚は妻も同じで、数百万円かけてまでやるもんじゃないという考えで夫婦は一致していたんです。

お互い友達も少ないのでパッとしない結婚式になるんだろうな、なんて想像もしていましたし・・・

 

しかしながら、やっぱり親というのは子どもの晴れ姿を見たいもの。

特に妻は2人姉妹の長女なので、お父さんの熱気はなかなかのものでした。

 

 

正直、二人とも気乗りはしなかったですよ。

でもお父さんの気持ちも痛いほど理解できるわけです。

 

もし結婚式を挙げない選択をすれば、お父さんは一生モヤモヤを抱えて生きていく可能性だって否定できない。

 

まぁ親孝行の側面で考えてみれば結婚式という場は悪くはないと思う節もあり、結局お父さんの熱意にほだされた形で結婚式を挙げる方向で話は進んでいきました。

 

②会場選び

 

次は会場選びです。

 

まぁ会場選びの流れ自体は大して面白い話もないので割愛しますが、福岡にある割と有名なリゾートホテルに決めました。

 

一時期、結構CMもゴリゴリ流していたホテルですね。

 

あんまり詳しく書くと特定されるかもしれないので詳細は控えますが、まぁ眺めが良くてロケーションは最高な場所です。

 

僕たちは「ブラなび」経由で式場を探したんですけど、そこのホテル、ブラなび経由だと特典で

 

「スイートルーム無料宿泊」

 

のオプションがついてくるんですよ。

 

会場自体は3つくらい見学しましたけど、どこもそんなに料金が変わらなかったので、結局上記のオプションに釣られてこのホテルと契約しました。

 

ホテル側から

 

『チョロイな~』

 

って思われてるかもしれんね(笑)

 

まぁ実際スイートルーム泊まりましたけど、素敵でしたよ

 

 

③契約

 

はい。

相変わらず前置きが長くなりましたが、ここから本題。

 

お金の話ですね。

 

結婚式の会場選びは基本的にいくつかの結婚式場を見学し、それぞれで料金の見積もりを出してもらいます。

 

その見積もりを使って他社と料金の比較、また会場の雰囲気、収容人数等を比較して、最終的に気に入った会場を選択するわけです。

 

もちろん僕たちが契約したホテルも見積もりを出してくれたんですけど、料金を算出するためにはある程度フワッとしたプランが必要です。

 

さすがに何も決まっていない状態だったら料金は算出できませんからね。

 

「フワッとしたプラン」というのが

 

(1)結婚式全体のプラン(コースみたいなヤツ)

(2)招待人数

(3)曜日とか時間とか

 

確かこんな感じだったような気がします。

 

特に重要なのが(2)の招待人数

 

ここで大きく料金が変わってしまいますからね。

 

とはいえ、当時僕たちはただなんとなーく会場見学をしていただけです。

 

「フワッとしたプラン」

 

すら決まっていない状態でした。

 

妻と一緒に

 

「なぁ、呼ぶ人決めてる?」

「あーどうしようかね」

 

なんて話をしていると、プランナーさんから

 

「もしかして、ご招待客の人数でお困りですか?」

「悩みますよね、わかります。」

 

と助け舟。

 

プランナーさん曰く

 

「もしお困りでしたら、『呼ぼうかどうしようか迷うな~』っていう方も全て呼ぶ体で人数を算出して頂けると助かります。」

 

 

 

 

「後々、人数を減らすことは容易いんですけど、人数を増やすとなると少し難しいんですよね。」

 

 ※この台詞は忘れないように。テストに出るぞ。

 

 

という訳で、プランナーさんの助言通り、呼ぶかどうか迷っている知人も全て込み込みで人数を算出しました。

 

確か70人くらいになったと記憶しています。

 

人数が決まったので、見積書の発行ですね。

 

発行してもらった見積書を見ながら、最終的な値段交渉、契約書にサインをして即日契約に至りました。

 

確か180万円前後だったと思います。

今考えたらやっぱり高いイベントだなーと感じますね。

 

 

④裏切り

 

 無事式場も決まり、その後は毎月1回~2回くらいの頻度で結婚式の打ち合わせが始まります。

 

演出はどうしたいとか、装飾はどうしたいとか、料理はどうしたいかとか・・・。

 

まぁ結構多岐に渡ってプランナーさんと話し合い、結婚式の全体像を確定させていきます。

 

余談ですが、プランナーさんって本当に大変ですよね。

僕なんか自分たちの結婚式をどうするかだけでいっぱいいっぱいなのに、一日に何組ものお客さんを相手にして、それぞれ同時進行でプランを作り上げていくわけですからね。

 

プロってすげーなー

 

と強く感心した記憶があります。

 

 

 

さて、打ち合わせは進み、実際に招待客に手紙を送る時期がやってきました。

 

招待状の郵送ですね。

 

 

いよいよ本格的に結婚式準備が動き出すのですが、この招待客っていうのが割と曲者で・・・

 

結婚式の輪郭が明確になるにつれて

 

「やっぱりアイツ呼ぶのやめようかな・・・」

 

という友人が必ず出てきます。

 

まぁ理由は色々とありますが

 

「共通の友人がいなくて、披露宴でさびしい思いをさせてしまうかも」

とか

「数合わせと思われてもなー」

とか

 

やっぱり式を開催する側も考えてしまうんですよ。

 

特に僕たち夫婦は契約の際に

 

「呼ぼうかどうか悩んでいる人も全て込みのMAX人数を教えてほしい」

 

と言われていたので尚更ですね。

 

結局、僕も妻も呼ばない友人がそこそこ出てしまい

 

当初:70人 → 最終:45人

 

くらいまで招待客が減ってしまいました。

 

今考えたら僕らも相当見積もりが甘かったですね

 

約半分になっちゃってるんで(笑)

 

ただ、無駄に70枚も招待状が届いても仕方ない上、料金も変動があるはずなので、招待状発送の段階でプランナーさんに人数の変更を伝えました。

 

この時、僕は「料金が安くなる」と思っていたんですよ。

 

まぁ単純な話、人数が減ることでかかるコストも減りますからね。

 

しかし、現実は僕の予想を悉く裏切るものでした。

 

プランナー「えーそれは困りますね。70人呼ぶことでついてるオプションがたくさんあるので・・・」

 

プランナー「この辺のオプションが全部外れてしまいますよ」

 

僕「えっ・・・?料金どうなっちゃうんですか?」

 

プランナー「えっとですね・・・」

 

『多分80万くらい上がります。』

 

いやいやいやいやいや!!

待たんかい!!

 

そもそも契約時に

 

「後々、人数を減らすことは容易いんですけど、人数を増やすとなると少し難しいんですよね。」

 

って言ってましたよね?

 

いや、結構ガチで途方に暮れました。

さすがに今の状態から80万円プラスなんて考えられないですから。

 

僕「それはちょっと無理ですね・・・。さすがに今から80万円も上がるのは・・・。」

 

プランナー「でもご招待客は45人で確定ですもんね・・・。」

 

プランナー「あっ!そうだ!こうしませんか?」

 

「招待客は70人のままで、70人のオプションを使いましょう。実際にくるのは45人で構いませんので!」

 

要はこういうことです。

 

僕 た ち は 45人 し か 呼 ん で な い の に 70人 分 の 料 金 を 払 う こ と に な っ た わ け で す。

 

いやぁーちょっとアコギ過ぎやしませんか?

 

契約書に書いてたのかもしれないですけどね・・・。

納得できるものではなかったなぁ・・・。

 

とはいえ、ここで揉めてもいい方向に進む気はしないし、キャンセルするにも違約金が発生するしで、渋々この条件を飲みました。

 

クソが。

 

 

⑤強制賛辞

 

結婚式は紆余曲折ありましたが、無事終了しました。

 

最終的に支払った料金は400万円弱でしたが。

 

まぁこれは僕たち夫婦の心の弱さですね。結婚式場は関係ありません。

 

 

結婚式が終わって数日後、元の生活に戻った僕たちに結婚式場から一通のメールが届きました。

 

「この度はご結婚、誠におめでとうございます。」

 

「あるサイトに今回の結婚式のレビューを書いて頂けると嬉しいです。」

 

「レビュー1つに対して1冊」

 

「1万円分の商品カタログをプレゼント致します。」

 

おおおお!!!

 

1万円のカタログは熱い!!

 

というわけで、今回も物に釣られて夫婦で結婚式のレビューを書き込むことにしました。

 

提示されていたレビューサイトは3つで、そこに書き込むとレビュー1つにつき1冊カタログが貰えるわけです。

 

妻と手分けをしてレビューを書き込みました。

 

もちろん、超甘口レビューです。

 

しかし、レビューは読む人の役に立ってナンボなので

 

「招待客の人数や契約内容に関してはプランナーさんと密に相談したほうがいいですね」

 

くらいのことは書きました。

 

でも『こんなことされて~』『マジで気をつけたほうがいい』みたいな具体例とかは一切書いていないですからね。

 

割と頑張って書きました。1000文字以上書いたと思います。

 

さぁ!意を決して『投稿』

 

「このレビューは攻撃的かつ誹謗中傷の表現を含んでいるため投稿できません。」

 

えぇ・・・

 

えぇ・・・

 

いやいやいや・・・

 

どこの表現を拾って指摘してるの?

 

とりあえず、恐らく上記にあるマイナス面のことを指摘されてるんだろうなと思って、その部分を削除しました。

 

もはや完全に賛美のみの内容です。

 

『投稿』

 

「このレビューは攻撃的かつ誹謗中傷の表現を含んでいるため投稿できません。」

 

いやいやいやいや・・・

 

マジでどこのことを言ってんの?

 

本来ならここで匙を投げないといけないんです。

 

今後、結婚式を挙げるカップルに間違った情報を届けてしまうので。

 

でもゴメン。

 

1万円のカタログが欲しかった。

 

結局、逆説的な表現「だが」「しかし」「~が」みたいなものを全部削除すると承認されました。

 

言論統制(笑)

 

北朝鮮ですよ。強制賛美

 

妻も苦労しつつ、投稿を完了。

3つのサイト全てで投稿することができました。

 

その後、メールで結婚式場に完了報告。

 

「○○(サイト名)の投稿が確認できません」

 

と難癖をつけられて、結局カタログは2冊しかもらえませんでした。

 

サイトを確認したらちゃんと反映されてたのにね。

 

みんな、結婚式場のレビューは信じるなよ

 

 

⑥まとめ

 

僕が結婚式を挙げたホテルはかなり有名どころだと思います。

 

そんな名高き式場でもちょっと首を傾げたくなるようなことをやっているわけです。

 

まぁ契約書を熟読していない僕らの過失もデカイですけどね。

 

とはいえやっぱり優しくないと思っちゃうよな。

 

結論を言えば、やっぱり400万円の価値はなかったなぁ。

 

新車買って、奨学金返済してもお釣りが来る額だもんなぁ。

 

結婚式を挙げる予定の方は式場側と徹底的に話し合うことをオススメします。

何なら録音したほうがいいんじゃないかな?

 

コロナ禍もそうですが、そもそも今の若者は貧乏ですから結婚式を挙げる人も減っています。

 

式場側は『一生の思い出』をモヤっとしたものにさせないためにも、もうちょいお客さんに寄り添ったほうがいいんじゃないかなと思うわけですよ。

 

あっプランナーさんはすごく丁寧な方でしたよ。スタッフの対応の話じゃなくて、金を巻き上げるやり方の話ね。

 

全部が全部アコギなことをしているわけではないと思いますが、冠婚葬祭ってあんまりいイメージがないですね。

 

以上、僕の思い出話でした。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。